トレチノイン・ハイドロキノン療法を行っていて一番の悩みになるのが強いA反応だと思います。
A反応とは?
新陳代謝が遅くなっている眠った肌(ビタミンAが不足した肌)に急激に多くのビタミンAを補給すると、肌の新陳代謝が促されることによって起きる現象のことです。
一時的に、乾燥感や皮剥け・赤み・かゆみなどが生じます。
レチノイド反応はアレルギー性でも毒性でもないため、肌がビタミンAに慣れると治まることがほとんどです。
このA反応のことをトレチノインによる副作用と思っている方もいますが、副作用ではありません。
ビタミンAが潤沢なお肌の方もいるかもしれませんが殆どの方はこのA反応が出ると思います。
一時的なものですのでだいたい10日程で落ち着きます。
ビタミンAですのでハイドロキノンと違いアレルギーではないため反応が出ても大きく気にすることはありません。
しかし、強い痒みや痛みを感じてしまい辛い思いをしてしまう場合もありますね。
痒みが強いがために夜寝ている間にかきむしってしまい、傷跡を作ってしまう方もいるようです。
こうなってしまうと綺麗になるためにやっているのに逆にお肌を汚してしまうことになります。
事前に色々調べてA反応を緩やかにする方法を学び実行していたからか、見た目ではA反応を実感しましたが痛みやかゆみなどを感じることなく私は終えることができました。
人それぞれなのでお役に立てるか分かりませんが、強いA反応でお悩みの方は参考にしてみてください。
その1
ビタミンEの補給
肌荒れを防ぎお肌のキメを整えてくれます。保湿効果あり。
抗炎症効果がありビタミンCの補助にもなります。
手作り化粧水で使用していました。
上級者向けとありますが、ただ単に水に溶けにくいというだけなので初心者でも使えます。
トレチノイン・ハイドロキノン療法を終えた今でも使用しているお気に入りアイテムです。
その2
トラネキサム酸の利用
トラネキサム酸には抗炎症効果があります。
肝斑の治療でよく使用されていますね。
喉の痛みや腫れにも効果があり、風邪をひいたときに処方されたこともあります。
こちらは海外輸入品になります。
1日1500mgが推奨されています。
オオサカ堂さんやオランダ屋さんで入手可能ですが、市販のトランシーノなどでも良いかと。
ビタミンCと一緒に摂ることをお勧めします。
皮膚科でシナールを処方してもらっています。
サプリだと殆どが吸収されずに体外へ出てしまうため、医薬品がベストですね。
市販もされているので病院はちょっと…という方はこちらでも良いと思います。
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私は体の中からと外からでダブルアプローチしました。
10mlしか入っていないのですぐに終わってしまうと思ったのですが、結構持ちました。
トラネキサム酸配合のスキンケアアイテムはたくさんありますので、自分に合ったものをチョイスして取り入れていきましょう。
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その3
抗ヒスタミン薬によるサポート
アレルギー症状の原因となる体内のヒスタミンなどの生成や働きを抑え、鼻炎症状や皮膚のかゆみを改善するお薬です。
蕁麻疹にも効果があります。
A反応はアレルギーではありませんが、かゆみを抑えるのに役立ったかな?
ハウスダストアレルギーで貰っていたお薬で毎日飲んでいたため、そのまま使用していました。
こちらも病院で処方してもらえますが市販薬もありますので、ご自身に合いそうなものを選んでみてください。
この3点を活用することでA反応の厄介な痒みを抑えることができていたかと思います。
最初から使用していたため、使用しなかった場合と検証できないのですがどれも有効的ではありそうです。
A反応が激しければ激しいほどいい!という思考もあるようですが、できれば穏やかに済ませたいですよね。
皮剥けが全くない場合はトレチノインの濃度を上げるなりの工夫が必要かと思います。